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テュルクとペルシアの音楽~カザフ・クルグズ・トゥバ・イラン

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大学などの教育機関・店舗などでチラシの配布・掲示にご協力いただける方がいらっしゃいましたら chuuou.asia@gmail.com までご一報ください。チラシを必要分郵送いたします。
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テュルクとペルシアの音楽~カザフ・クルグズ・トゥバ・イラン

出 演
イナーラ・セリクパエバ (カザフスタン)
ウメトバエワ・カリマン (クルグズ)
慶九 (イラン)
蔡怜雄 (イラン)
高橋直己 (カザフスタン)
寺田亮平 (トゥバ)

日 時
201
7618日(

1
300分開場 1330分開演(昼間のコンサートです!)
16時頃終演予定 

チケット
予約:3000(100席限定)
当日:3500円(予約で100席満席の場合当日券なし)                         
学割 予約2500円/当日3000円(予約・当日とも受付で学生証掲示)
チャイルド割 15歳までのお子様(予約1500/当日2000円)

予約ご希望の方は
  chuuou.asia@gmail.com
 まで
お名前、予約人数(お連れ様のお名前)、連絡先
をご記入のうえメールにてお知らせください。ご予約の方優先でご入場できます。
(窓口は会場の驢馬駱駝様ではなくこちらのメールになります。質問などもこちらへお願いします。)お電話ご希望の方は070-6655-4479(寺田)まで。出れない場合折り返しご連絡いたします。
小さなお子様もご来場になるコンサートです。ご来場の皆様にはご理解・ご協力頂けますようお願い申し上げます。

会 場
驢馬駱駝ろまらくだ
東京都中野区東中野2-25-6PAO 9F
http://www.paoco.jp/roma/

出 店 
MAYRAM&NovvoyxonaSHER(ウズベク&クルグズ雑貨・食品)
サラーム・サラーム(イランの絵本・雑貨)

〈主催〉コンサート「テュルクとペルシアの音楽」実行委員会 連絡先:070-6655-4479(寺田)

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KAZAKH KYRGYZ TUVA IRAN ~ 中央アジア+イラン
テュルクとペルシアの音楽

 ユーラシア大陸の内陸地帯は古くから多種多様な人々が暮らし、交流しながら独特の文化を育んできました。駱駝の隊商をイメージさせるオアシス地帯での交易や、刺繍、絨毯、焼き物などの工芸。長い牧畜、遊牧生活の中から育まれてきた民族文化。そしてロマン溢れるシルクロードの歴史などに、今まで多くの日本人が魅了されてきました。中央アジアと呼ばれる地域には言語的にはテュルク系民族(※)が多く暮らしていますが、タジク語はイラン系の言語で、言語的にも、文化的にも、そして音楽的にも、中央ユーラシアではペルシアの影響が広く見られます。本コンサートでは、そんな中央ユーラシアに広がる、テュルクとペルシアの伝統的な音楽演奏を通して、その多様かつ豊かな音楽世界をお楽しみいただければと思っています。会場は屋上に天幕のある驢馬駱駝ろまらくだ。音楽以外にも会場装飾や出店など、現地の文化を感じてもらえる工夫を凝らしています。是非お気軽にユーラシアへの旅に東中野までお越しください。


中央アジアというとカザフスタン、クルグズ、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの5カ国を指すことが現在では一般的ですが、広義の意味においては中国の新疆ウイグル自治区、モンゴル高原、ロシアのシベリア南部なども含んでおり、地理区分もいくつか定義が異なります。この連続コンサートでは中央アジア5カ国を中心に、共通した文化を持つ周辺地域の音楽も紹介できればと考えています。

テュルクとは?
歴史的に中央ユーラシアでは、突厥(とっけつ)などの騎馬遊牧民族が興亡を繰り返してきました。彼らの居住領域は中央アジアを中心にシベリアからアナトリア半島にいたるまで広がっており、テュルク諸語と呼ばれる同一系統の言葉を話します。テュルク諸語を母語とする人々のことをテュルク系民族といいます。


出演者プロフィール


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イナーラ・セリクパエバ Inara Serikpaeva
ドンブラ演奏家。カザフスタン共和国首都アスタナ市出身。国立ユーラシア大学音楽学部(現アスタナ音楽アカデミー)卒業後、都立民族楽器オーケストラや同アンサンブル「シャルクマ」にソリストの一人として所属。先代ローマ法王ヨハネパウロ2世はじめ、同国を訪れた国賓の歓迎式典などで活躍する。2009年から拠点を日本に移し関西を中心にコンサートなどで活動中。


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ウメトバエワ・カリマン Umetbaeva Kalyiman 
クルグズ共和国ビシケク生まれ。クルグズ国立音楽大学で民族音楽を専攻。卒業後、音楽教師としてビシケク第65番学校で子供たちにコムズなどの民族楽器を教えていた。その後、ビシケク日本センターで日本語を学ぶ。2007年、東京芸術大学音楽研究科入学。2008年、東京芸術大学の修士課程に入学。2010年、修士課程を卒業、東京芸術大学博士課程に入学。3弦楽器のコムズ、金属口琴、木製口琴の楽器の演奏家。


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高橋直己 Takahashi Naoki
中央アジア遊牧文化圏の民謡研究者・同歌手。2002年より中央アジアへ渡り、カザフスタン共和国を中心に民族音楽の研修を積む。現地ではヌルジャン・ジャンペイソフ(カザフスタン文化功労叙勲者)にカザフ民謡を師事し、100曲あまりの伝統歌謡を習得。2006年カザフスタン共和国の「民族芸術家ダニェシ・ラクシェフ記念共和国歌手コンクール」で1位入賞。現在イナーラ・セリクパエバとともに、カザフ伝統音楽の紹介に努めている。


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慶九 Keiku

2007年イランへ語学留学。8年半のイラン滞在の間、音楽と詩を通してイランの文化に触れる。2008年~2014年、イラン教育庁奨学金給付生としてテヘラン国立芸術大学・イラン音楽演奏科で学び、20159月帰国。セタールとタンブールの奏法を主にラアナーイー・ファミリーに師事し、本グループの演奏メンバーとして、2011年の日本ツアー、2016年春のヨーロッパツアーにも参加。


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蔡怜雄 Sai Leo

日本、台湾、アメリカのクォーター。幼少より世界の音楽、文化に興味を持ち育つ。大学時代トンバクやダフの繊細な表現、音色の豊かさ、楽器の美しさに惹かれてペルシャの打楽器奏者に。2012年にバークリー音楽大学を卒業、ペイマン・ナセプール氏らからペルシャの打楽器演奏を学ぶ。ボストンではペルシ音楽のグループに参加し各地で演奏する。帰国後はペルシ音楽、ヨーロッパ中世古楽を中心に様々なジャンルの奏者と活動中。



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寺田亮平 Terada Ryohei
トゥバ音楽演奏家・喉歌歌手。1999年より喉歌を習い始め、2010年よりトゥバと日本を往復しながら現地での滞在修行を続けている。喉歌、トゥバ語による伝統的な歌の他、伝統楽器イギル、ドシプルールなどを演奏する。師匠はモングンオール・オンダ−ル他。国際シンポジウム他現地で受賞暦多数。現地ではトゥバの伝統的な歌の聞き取りや翻訳作業、トゥバ各地方での撮影等フィールドワークを行う他、日本国内では中央アジア、シベリア関係のコンサートや各種イベントも自身で手がけている。本コンサートの主催者。


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【カザフのドンブラについて
古来、生活の一部として広く愛用されきた爪弾く楽器。大別してマンドリンのような丸い胴と舟形の角ばった胴の2種類があり、細く長いネックに2本の弦を張る。モンゴル~シベリア~イランまで近縁の2弦の楽器が広く分布する中、カザフのドンブラは独奏曲が高度に発達しており、思索や哲学的表現の手段となっている。また民謡や叙事詩語り、即興詩の朗誦など歌謡の伴奏にも欠かせない、カザフの文化を代表する楽器である。


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【クルグズのコムズについて】
クルグズの楽器で、海外でも最もよく知られているのが、三弦楽器のコムズ。木製でオールのような形状をもつコムズは、かつては独奏楽器として演奏されるのが主だったが、現在はアンサンブルやオーケストラ、歌の伴奏やポップス音楽などで幅広く使用されており、キルギスの音楽では欠かせない楽器の一つとなっている。かつては即興演奏が主で、口頭で伝えられていたコムズの曲が、現在では児童音楽学校、専門音楽学校など、さまざまな音楽機関で楽譜を使いながら伝承されている場合が最も多い。楽器を演奏する時の右手のパフォーマンスが非常に派手であり、これがコムズを演奏する際の大変顕著な特徴の一つとなっている。


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【イランのセタールについて】

セタールはイランの代表的な撥弦楽器の一つで、人差し指の爪で細かく上下に震わせるようにして弦をはじく。ボディには桑や胡桃、竿の部分にはもっぱら固い胡桃の木が使われている。真鍮と銅の弦が張られ、羊の腸を乾燥させたフレットが用いられる。


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【トゥバのイギルについて】
トゥバに伝わる伝統的な2弦の擦弦楽器。一般的には一本の木から出来ており、スプーン状にくりぬかれたボディに動物の皮を張り、弓で弾いて演奏する。近年のものはヘッドに馬の彫刻が見られる。弦はもともとは馬の尻尾であったが、現在では長さ、強度の問題などでナイロン弦が一般的である。モンゴルの馬頭琴とは弦の張り方が逆であり、調律も異なる。


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【カザフスタンとカザフの音楽】
カザフ人は15世紀以降中央アジアの最大勢力となった遊牧騎馬民族で、カザフスタン共和国を中心に中国、モンゴル、ロシアにも多く居住している。現在のカザフスタンはソ連の解体に伴い1991年に独立した国家で、世界第9位の広大な国土(約270万㎢)に豊富な鉱物資源を持つ。特に石油やウランの産出国として経済発展が目覚しい。またバイコヌール宇宙基地が所在するほか、セミパラチンスク市近郊など旧ソ連の核実験場があったことでも知られる。カザフ人は古来ドンブラを愛好し、現在でも民族文化のシンボルの一つとなっている。ドンブラの演奏はカザフ人の思索の表現であり、その音色は言葉以上に弾く人の思いを伝えるものとされ、「真のカザフはドンブラ」という格言もある。その普及率も高く、大概の家庭にドンブラが見られるほどである。この20年は民族と国家のアイデンティティが強く求められる中で文芸復興が進み、かつてはシャーマンの祭具であった弓奏楽器コブズ、箏ジェティゲンなどの演奏家も増えている。カザフの音楽は古典の継承だけでなく、演奏者によって常に新しい表現が模索されており、伝承曲の現代的な解釈や、民謡のポップスアレンジなども一般に親しまれている。


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【クルグズとクルグズの音楽】
天山山脈とパミール・アライ山脈に沿うように位置するクルグズは「山の国」である。「キルギス」という名称はソ連時代に用いられたロシア語の発音であり、正式にはクルグズ(Kyrgyz,Кыргыз)、またはクルグズ共和国。東は中国(新彊ウイグル自治区)、北東はカザフスタン、南西はタジキスタン、西はウズベキスタンに隣接している。面積は198,500㎢(日本の半分)、人口は519万人(2006年クルグズ統計)、首都はビシケク。遊牧民であったクルグズ人は、家畜の放牧地が痩せると一つの場所から他の所へ移動していた。平地で遊牧をするカザフ人やトルクメン人は水平方向に向かって移動していたが、クルグズ人は山の麓から頂上まで、つまり垂直移動で遊牧していたという。また狩猟も重要であった。このような厳しい自然と生活がクルグズの音楽と楽器に大きな影響を与えてきたといえる。頻繁な移動を行う遊牧の生活では、物をなるべく軽く、小さく、そして持ち運び易くする必要がある。険しい山岳地帯の暮らしでは人々の交流が困難だったため、演奏会は少人数で行われるのが普通であった。楽器の奏法は即興的であり、独奏で行われる場合が殆どで、音も大きくないため、個人で楽しむために演奏をすることもあったようだ。


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【イランとペルシア音楽について

時に朗々と哀愁たっぷり、時に草原を駆け抜けるような躍動感、そしてエキゾチックな微分音の響きで魅了する、イランの伝統音楽。イラン国外では「ペルシア音楽」とも言われ、周辺国の伝統音楽にも関連性が見られることから、かつて栄えたペルシア帝国(BC550-AD651)の栄華を彷彿とさせる。(厳密には、ペルシア帝国衰退後も徐々に変化を遂げ、拡散し、各地で個性化したと言えよう。)現代のペルシア音楽は、ガージャール朝末期(19世紀後半)の宮廷楽士や軍楽隊の司令官によって基礎が整えられたもので、西洋の記譜法が導入され、アカデミックに体系づけられた。そして「ラディーフ」と言われる、旋律やリズム、小曲のひな型集も作られるようになった。これには、ペルシア時代に奏でられていたとされる旋律、いくつかの宗教の祈りの旋律も含まれ、各地方の伝統音楽の要素も取り入れられている。音楽家は、まるでストーリーを展開するように、このひな型を即興的にアレンジし、ひとつの作品を完成させる。この即興性が、ペルシア音楽の醍醐味でもある。


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【トゥバとトゥバの音楽】
トゥバはアジアの中央部、シベリア南部に位置する共和国。ロシア連邦に属する。人口約30万人。首都はクズル。面積は171500(北海道二つ分ほど)。住民の約8割がトゥバ人。公用語はトゥバ語とロシア語。トゥバ語はテュルク語系の言語。宗教はシャマニズムとチベット仏教が盛んである。主な産業は畜産、鉱工業など。山岳地帯、森林、草原、砂漠など自然に変化が富んでおり、羊、トナカイ、ヤク、ラクダなどユーラシア大陸のすべての遊牧形態を見ることができる。現在も遊牧は盛んであるが街に定住しているトゥバ人も多い。トゥバは小さな共和国であるがその音楽世界は多様である。中でも喉歌フーメイ(хөөмей)が有名で、似たような発声での喉歌がトゥバ以外にもハカス、モンゴル国西部などアルタイ山脈周辺地域に見られるがその起源ははっきりしていない。元々はソロパフォーマンスが主体であったが1980年代以降舞台化が進み数多くのアンサンブルが生まれた。また多くの民族楽器があり口琴も盛んに演奏されている。現在のトゥバはフンフルトゥなど世界的なグループの活躍や伝統音楽のオーケストラの設立、ポップスやロックも盛んであり、音楽的に大変に充実した時期を迎えている。

出 店

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MAYRAM&NovvoyxonaSHER / ウズベク&クルグズ雑貨・食品

ウズベキスタン食器・雑貨そしてクルグズの雑貨も扱MAYRAMと、日本で唯一中央アジアの主食ノンやサムサを本格炭火焼しているNovvoyxonaSHERが出店いたします。


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サラーム・サラーム / イランの絵本・雑貨

イランの絵本のお店、サラーム・サラームでは、イランの絵本ほか小物等雑貨を販売します。



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# by teradaryohei | 2017-04-04 21:24 | ライブ情報 | Comments(0)


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