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トゥバ伝統音楽と筑前琵琶コンサート 

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トゥバ伝統音楽と筑前琵琶コンサート 

中央ユーラシアでは古くから口承の英雄物語などの語り物が音楽家の演奏とともに歌い継がれてきました。特にアルタイ山脈周辺地域には独特の発声による叙事詩語り文化が見られ、トゥバの喉歌との関連性は注目されるところです。一方日本でも古くから平家物語などの語り物が琵琶法師などの語り部たちによって語られてきました。琵琶はユーラシア大陸発祥の楽器であることは明らかであり、その文化の共通性は興味深いものがあります。このコンサートではトゥバと日本の往復生活を続けるトゥバ音楽演奏家の寺田亮平と、筑前琵琶の演奏家であるナカムラユウコさんの歌・語り・演奏、そして2人のセッションを通して、大陸と日本それぞれの芸能の魅力を感じていただければと思います。(企画者、寺田より)

出演:寺田亮平(トゥバ音楽)
   :ナカムラユウコ(筑前琵琶)
日 時
2014年5月11日(日)18時開場 18時30分スタート

入場料:1500円+ワンオーダーお願いいたします(お酒やお料理もございます)
人数把握のため参加希望の方はご予約をお願いします。(定員25名)
dtxmain@gmail.com までお名前、参加人数(お連れ様のお名前)、連絡先を明記の上メール予約をお願いします。もしくはFacebookのイベントページで「参加表明」でもご予約できます。


会 場 : チェシュメ (Cheshmeh)
渋谷区笹塚2-13-13 (笹塚駅より徒歩5分)
1. 駅を出たら、改札を後ろに目の前のショッピング街を抜ける。
2. ロッテリアに突き当たったら左へ、甲州街道を渡る。
3. サミットスーパーの前を左折、角に交番が見えるまで30m程度まっすぐ。
4. 交番手前の小道を右折して30mいった左側です。交番から看板が見えます。

出演者プロフィール

寺田亮平

トゥバ音楽演奏家・喉歌歌手。1999年よりホーメイを習い始める。国内修行後2010年より毎年夏の3ヶ月トゥバ共和国の首都クズルに滞在しトゥバ第一線の音楽家と交流しながら滞在修行する生活を続けている。喉歌ホーメイ、トゥバ語による伝統的な歌の他、伝統楽器イギル、ドシュプルールなどを演奏する。師匠はモングンオール・オンダ−ル(チルギルチン)他。2013年 国際ホーメイシンポジウムにてソロ部門で「名人芸」賞受賞。現地ではトゥバ の伝統的な歌の聞き取りや翻訳作業、トゥバ各地方での撮影等フィールドワークを行う他、日本国内では中央アジア、シベリア関係のコンサートや各種イベント も自身で手がけている。

ナカムラユウコ

筑前琵琶弾き。古典だけでなく現代曲、創作弾き語りなども手がける。向こうがわの世界を垣間見せるような琵琶を模索している。ソロのほか、シタール・ホーメイ・琵琶のユニット「妙音天」でも活動中。琵琶奏者の田原順子氏に師事。
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by teradaryohei | 2014-03-25 22:41 | ライブ情報 | Comments(0)

トゥバ・ナイト in チェシュメ   寺田亮平2013年トゥバ共和国滞在報告&ミニライブ

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今年の夏の3ヶ月間の滞在報告会をやります。入場無料ですが、一応人数を把握したいのでメールかフェイスブックのイベントページから予約のほうをお願いします。

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トゥバと日本の往復生活を続けるトゥバ音楽演奏家・寺田亮平が今年の夏3ヶ月間の滞在の記録を、膨大に撮影してきた写真やビデオを見ながらお話します。そもそもトゥバって何処にあるの?どんな国なの?そんな基本的な説明から、今年滞在中にあった主だった出来事や参加してきた南シベリア各地の音楽フェスティバルの模様など、詳しい解説付でわかりやすくレポートします。報告の前後にはミニライブもあり!セッションもあるかも?トゥバの伝統的な塩入りミルクティー「スットゥグシャイ」を用意します。気楽に遊びに来てください。

日 時
2014年1月26日(日)18時開場 18時30分スタート

入場無料:投げ銭+ワンオーダーお願いいたします(お酒やお料理もございます)
人数把握のため、参加希望の方はご予約をお願いします。
dtxmain@gmail.com までお名前、参加人数(お連れ様のお名前)、連絡先を明記の上メール予約をお願いします。もしくはFacebookのイベントページで「参加表明」でもご予約できます。

会 場 : チェシュメ (Cheshmeh)
渋谷区笹塚2-13-13 (笹塚駅より徒歩5分)
1. 駅を出たら、改札を後ろに目の前のショッピング街を抜ける。
2. ロッテリアに突き当たったら左へ、甲州街道を渡る。
3. サミットスーパーの前を左折、角に交番が見えるまで30m程度まっすぐ。
4. 交番手前の小道を右折して30mいった左側です。交番から看板が見えます。
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by teradaryohei | 2013-12-23 00:04 | ライブ情報 | Comments(0)

中央アジアの音楽2 ~ テュルク&アフガンミュージック

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フェイスブックのイベントページはこちら
チラシのPDFはこちらでダウンロードできます
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日 時
2014年2月16日(日)18時30分開場 19時開演

出 演
ちゃるぱーさ(アフガニスタン)
ウメトバエワ・カリマン(クルグズ)
寺田亮平(トゥバ)


チケット
予約:2800円 (100席限定)
当日:3300円(予約で100席満席の場合当日券なし)
※15歳までのお子様半額(予約1400円/当日1700円)

予約ご希望の方は
chuuou.asia@gmail.com  まで
お名前、予約人数(お連れ様のお名前)、連絡先
をご記入のうえメールにてお知らせください。ご予約の方優先でご入場できます。
(窓口は会場の驢馬駱駝様ではなくこちらの メールになります。質問などもこちらへお願いします。)

お電話ご希望の方は070-6655-4479(寺田)まで。出れない場合折り返しご連絡いたします。

会 場
驢馬駱駝 ろまらくだ
東京都中野区東中野2-25-6 PAO 9F
http://www.paoco.jp/roma/


協 力
日本口琴協会
中央アジア友の会
旧ソ連・ユーラシア諸民族を語り合う会
日本シルクロード文化センター

出店 
びやぼん屋(日本口琴協会による口琴、CD,書籍販売)
KANNOTEXTILE(中央アジア中心の衣料品・テキスタイル販売)


前回大きな反響を巻き起こした「中央アジアの音楽」第二弾!!

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中央アジア------ユーラシア大陸、またはアジア中央部の内陸地帯を指すこの地域は、日本ではまだ馴染みが薄い地域と言えるかもしれません。近年まで東側諸国と関係が深かったこともあり、日本にはまだまだ多くの情報が伝わってきているとは言えない状況です。しかし、カラフルで美しい同地域の民族衣装や、刺繍、絨毯、焼き物などの工芸、長い遊牧・牧畜生活の中から育まれてきた民族文化、そしてロマンあふれるシルクロードの歴史などに、今まで多くの日本人が魅了されてきたのもまた事実です。
 そしてこの地域には、まだまだ日本では十分に紹介されていない豊かな音楽世界が広がっています。近年、中央アジア出身の音楽家や、同地域の音楽を演奏する日本人音楽家が活躍し始めており、中央アジアの音楽を愛好する音楽ファンも少しずつ増え始めています。
 この連続コンサートでは、中央アジアの伝統的な楽器を用いて歌や音楽を演奏し、その豊かな音楽文化を紹介したいと考えています。
 昨年は「テュルク・ミュージック・イン・トーキョー」と題して、中央アジア、テュルク系民族の音楽を紹介しました。今回は昨年に引き続きクルグズ(キルギス)のウメトバエワ・カリマン、トゥバの寺田亮平に加え、日本で唯一アフガニスタンの伝統音楽を演奏されているグループ「ちゃるぱーさ」をゲストにお迎えします。アフガニスタンはタジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンの南に位置する多民族地帯。その音楽もテュルク世界とはまた違う響きを持っています。その違いもきっとお楽しみいただけるはずです。会場は昨年と同じく、屋上に天幕のある[驢馬駱駝 ろまらくだ]。テュルク遊牧世界のクルグズとトゥバの音楽、そしてシルクロードの十字路、アフガニスタンの音楽をぜひごゆっくりとお楽しみください。

※テュルクとは?
歴史的に中央ユーラシアでは、突厥(とっけつ)などの様々な騎馬遊牧民族が興亡を繰り返してきました。彼らの子孫の多くは現在、中央アジアを中心にシベリアからアナトリア半島にいたるまで広く居住しており、テュルク諸語と呼ばれる同一系統の言葉を話します。テュルク諸語を母語とす る人々のことをテュルク系民族といいます。

※中央アジアというとカザフスタン、クルグズ、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの5カ国を指すことが現在では一般的です。しかし広義の意味においては中国の新疆ウイグル自治区、モンゴル高原、ロシアのシベリア南部なども含んでおり、地理区分もいくつか定義が異なります。この連続コンサートでは中央アジア5カ国を中心に、共通した文化を持つ周辺地域の音楽も紹介できればと考えています。

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ちゃるぱーさ Chalpasah
2007年結成。アフガニスタンを代表する民族弦楽器ラバーブ担当の佐藤圭一と、ダリ語・パシュトゥー語によるヴォーカル、トンバクなどのパーカッションを担当するやぎちさとによる、日本で唯一のアフガン音楽を専門に演奏するユニット。全国各地で200回近いコンサートを行う他、カルザイ大統領来日時の大使館での演奏や、アフガニスタンの国民的歌手グル・ザマン師の日本公演でのサポートなど、我が国ではほとんど知られていないアフガニスタン音楽の紹介と普及に努めている。ちなみに「ちゃるぱーさ」とはアフガニスタンの言葉で「ヤモリ」の意味。

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ウメトバエワ・ カリマン Umetbaeva Kalyiman 
クルグズ共和国ビシケク生まれ。キルギス国立音楽大学で民族音楽を専攻。卒業後、音楽教師としてビシケク第65番学校で子供たちにコムズなどの民族楽器を教えていた。その後、ビシケク日本センターで日本語を学ぶ。2007年、東京芸術大学音楽研究科入学。2008年、東京芸術大学の修士課程に入学。2010年、修士課程を卒業、東京芸術大学博士課程に入学。3弦楽器のコムズ、金属口琴、木製口琴の楽器の演奏家。

【昨年に引き続き、今年もカリマンさんの生徒さん(吉野彰さん、山下正美さん、池田千洋さん、秋浜立さん、井上果歩さん)も一緒に演奏します!】

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寺田亮平 Terada Ryohei
トゥバ音楽演奏家・喉歌歌手。1999年よりホーメイを習い始める。国内修行後2010年より毎年夏の3ヶ月トゥバ共和国の首都クズルに滞在しトゥバ第一線の音楽家と交流しながら滞在修行する生活を続けている。喉歌ホーメイ、トゥバ語による伝統的な歌の他、伝統楽器イギル、ドシュプルールなどを演奏する。師匠はモングンオール・オンダ−ル(チルギルチン)他。2013年 国際ホーメイシンポジウムにてソロ部門で「名人芸」賞受賞。現地ではトゥバ の伝統的な歌の聞き取りや翻訳作業、トゥバ各地方での撮影等フィールドワークを行う他、日本国内では中央アジア、シベリア関係のコンサートや各種イベント も自身で手がけている。 本コンサートシリースの主催者。

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ラバーブついて
ラバーブ(ルバーブ、ロバーブとも発音される)は、主にパシュトゥーン人によって演奏されるアフガニスタンの国民楽器である。その詳細な起源は不明だが、ガンダーラの壁画に残るリュート型の楽器や、ホラーサーン細密画に見られる多彩な楽器、弓奏楽器との関連性、周辺諸国で使われる類似の楽器との関係などが指摘されている。ラバーブは基本的に一本の材でできている。クワやクルミの木が使われることが多く、ボディからネックまで丁寧に刳り貫いて作られる。これにヘッドを取り付け、巻きフレットのついた指板を貼り、共鳴部には山羊や羊の皮を張る。演奏に使われる弦は3本が基本だが、さらに2~4本の伴奏弦と、10~14本の鉄弦の共鳴弦が張られる。最も高音の共鳴弦はシムカリと呼ばれる特殊な奏法になくてはならないものである。演奏にはヤシの実や固い木材で作られたプレクトラムを使用する。民族音楽はもちろん、古典音楽、大衆音楽と幅広いジャンルで使用され、まさにアフガニスタンを代表する楽器と言っていいだろう。

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クルグズのコムズについて
クルグズの楽器で、海外でも最もよく知られているのが、三弦楽器のコムズ。木製でオールのような形状をもつコムズは、かつては独奏楽器として演奏されるのが主だったが、現在はアンサンブルやオーケストラ、歌の伴奏やポップス音楽などで幅広く使用されており、クルグズの音楽では欠かせない楽器の一つとなっている。かつては即興演奏が主で、口頭で伝えられていたコムズの曲が、現在では児童音楽学校、専門音楽学校など、さまざまな音楽機関で楽譜を使いながら伝承されている場合が最も多い。楽器を演奏する時の右手のパフォーマンスが非常に派手であり、これがコムズを演奏する際の大変顕著な特徴の一つとなっている。

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トゥバのイギルについて
トゥバに伝わる伝統的な2弦の擦弦楽器。一般的には一本の木から出来ており、スプーン状にくりぬかれたボディに動物の皮を張り、弓で弾いて演奏する。近年のものはヘッドに馬の彫刻が見られる。弦はもともとは馬の尻尾であったが、現在では長さ、強度の問題などでナイロン弦が一般的である。モンゴルの馬頭琴とは弦の張り方が逆であり、調律も異なる。

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びやぼん屋
日本口琴協会の通販ショップ「びやぼん屋」が今回も出店!中央アジアほか世界各地の口琴を実際に音を聞いて購入できるほか、珍しい中央アジア関連のCDや書籍など、各種グッズも販売します!

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KANNOTEXTILE
中央アジアを中心に布を現地より仕入れ、素材を生かした衣料品の製作販売を行っている
KANNOTEXTILEが今年も出店。是非豊かな中央アジアの服飾・布文化に触れてみてください!

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【アフガニスタンとアフガン音楽】
アフガニスタンが位置するのは中東、中央アジア、そしてインドという3つの主要な文化圏の影響力が収斂する地域である。パシュトゥーン、タジク、ハザラ、ウズベク、ヌーリスタニー、パシャイーなど数多くの民族が生活しており、それぞれが独自の言語、文化、そして音楽を持っている。18世紀に民族国家として建国された後も、さまざまな民族の音楽とインドとペルシアの影響を受けた宮廷古典音楽が混在していた。今世紀に入り蓄音機が普及しラジオ放送が開始されると、汎アフガニスタン的音楽の創造、具体的にはペルシア語の歌詞をパシュトゥーン音楽スタイルで演奏するという、大衆音楽の新ジャンルが生み出される。50年代から70年代の半ばまで、アフマド・ザヒールを代表とする多数の音楽家が活躍し、アフガン大衆音楽はその頂点を極めた。しかし'78年からの内戦により、音楽文化は計り知れないダメージを受ける。その後、音楽は息を吹き返したかに見えるが、力による支配と政治的・経済的混乱の下、アフガニスタン音楽は未だ迷走を続けているように思えてならない。

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【クルグズとクルグズの音楽】
天山山脈とパミール・アライ山脈に沿うように位置するクルグズは「山の国」である。「キルギス」という名称はソ連時代に用いられたロシア語の発音であり、正式にはクルグズ(Kyrgyz, Кыргыз)、またはクルグズ共和国。東は中国(新彊ウイグル自治区)、北東はカザフスタン、南西はタジキスタン、西はウズベキスタンに隣接している。 面積は19万8,500㎢(日本の半分)、人口は519万人(2006年クルグズ統計)、首都はビシケク。遊牧民であったクルグズ人は、家畜の放牧地が痩せると一つの場所から他の所へ移動していた。平地で遊牧をするカザフ人やトルクメン人は水平方向に向かって移動していたが、クルグズ人は山の麓から頂上まで、つまり垂直移動で遊牧していたという。また狩猟も重要であった。このような厳しい自然と生活がクルグズの音楽と楽器に大きな影響を与えてきたといえる。頻繁な移動を行う遊牧の生活では、物をなるべく軽く、小さく、そして持ち運び易くする。険しい山岳地帯の暮らしでは人々の交流が困難だったため、演奏会は少人数で行われるのが普通であった。楽器の奏法は即興的であり、独奏で行われる場合が殆どで、音も大きくないため、個人で楽しむために演奏をすることもあったようだ。

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【トゥバとトゥバの音楽】
トゥバはアジアの中央部、シベリア南部に位置する共和国。ロシア連邦に属する。人口約30万人。首都はクズル(Кызыл)。面積は 17万1500㎢(北海道二つ分ほど)。住民の約7割がトゥバ人。公用語はトゥバ語とロシア語。トゥバ語はテュルク語系の言語。宗教はシャマニズムとチベット仏教が盛んである。主な産業は畜産、羊毛獣捕獲、鉱工業。山岳地帯、森林、草原、砂漠など自然に変化が富んでおり、羊、トナカイ、ヤク、ラクダなどユーラシア大陸のすべての遊牧形態を見ることができる。現在も遊牧は盛んであるが街に定住しているトゥバ人も多い。トゥバは小さな共和国であるがその音楽世界は多様である。中でも喉歌ホーメイ(フーメイ、хөөмей)が有名で、似たような発声での喉歌がトゥバ以外にもハカス、モンゴル国西部などアルタイ山脈周辺地域に見られるが、その起源ははっきりしていない。元々はソロパフォーマンスが主体であったが1980年代以降舞台化が進み数多くのアンサンブルが生まれた。また多くの民族楽器があり口琴も盛んに演奏されている。現在のトゥバはフンフルトゥなど世界的なグループの活躍や伝統音楽のオーケストラの設立、ポップスやロックも盛んであり、音楽的に大変に充実した時期を迎えている。
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by teradaryohei | 2013-12-10 20:01 | ライブ情報 | Comments(0)

シルクロードの歌と踊りの集い 2013

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このコンサートは満席となりました。たくさんのご応募まことにありがとうございました。
当日券も出さない予定です。次回の企画を是非ご期待下さい。

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僕が非常にお世話になっている日本シルクロード文化センター様主催のコンサート
「シルクロードの歌と踊りのつどい 2013」に出演します。

これだけバラエティーに富んだ豪華な出演者がこの低価格で見れるのは老舗のシルクロード団体主催だからこそ!みなさま是非気軽に遊びに来てください。

なお、満席が予想されますので是非ご予約ください。
下記の連絡先意外にも、僕に連絡いただいても大丈夫です。
dtxmain@gmail.com
(お名前と枚数ををフルネームでお知らせください)


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日本シルクロード文化センター
「シルクロードの歌と踊りのつどい 2013」

出演:ナヒード・吉成(イラン/歌と踊り)
   :ウメトバエワ・カリマン (キルギス/コムズ演奏)
   :グリスタン(ウズベキスタン/踊り)
   :寺田亮平(トゥバ/ホーメイ、イギル、ドシュプルール演奏)
   :モンゴル舞踊研究会(モンゴル/踊り)
   :TOMOKO (カザフスタン/歌)
   :グリザル・ヌスラテ(ウイグル/踊り)
   :ドルジェ・ツォ(チベット/歌と踊り)

10月20日(日) 14時~16時
会場:狛江 泉の森会館 3階ホール (小田急線狛江駅北口徒歩2分) 
入場料:1500円(当日2000円) 小中高生500円
定員:80名
主催:日本シルクロード文化センター
後援:狛江市国際交流協会・狛江市音楽連盟
お申し込み・お問い合わせ 野口 03-3480-4478
                 E-mail: silkroad-j@ef.lomo.jp
日本シルクロード文化センターHP 
http://silkroad-j.lomo.jp/

ナヒード・吉成(イラン/歌と踊り)
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NHK Radio Japanペルシア語部門翻訳・アナウンサー
イラン生まれ
1992年同国、Ferdosi大学 Botany(植物学)専攻卒業
1993〜1998年JAICA、JETROにて翻訳を担当
2000年よりNHK Radio Japanペルシア語部門の翻訳・アナウンサー
ペルシア語翻訳をはじめ、ペルシア詩の朗読や歌謡の朗唱を介し、様々なメディア、ライブ演奏、教育・文化的事業などで、同文化を伝える活動を行っている


ウメトバエワ・カリマン (キルギス/コムズ演奏)
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キルギス(クルグズ)共和国ビシケク生まれ。キルギス国立音楽大学で民族音楽を専攻。卒業後、音楽教師としてビシケク第65番学校で子供たちにコムズなどの民族楽器を教えていた。その後、ビシケク日本センターで日本語を学ぶ。
 2007年、東京芸術大学音楽研究科入学。2008年、東京芸術大学の修士課程に入学。2010年、修士課程を卒業、東京芸術大学博士課程に入学。
 3弦楽器のコムズ、金属口琴、木製口琴の楽器の演奏家。

グリスタン(ウズベキスタン/踊り)
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ウズベキスタン・ダンスグループ。
2008年より習い始め、2010年に結成。同年より各種イベントに出演。
(結婚式・国際交流フェス・ミュージシャンとのライヴ・ウズベキスタンやシルクロード関係の行事)
都内八丁堀にあるウズベキスタンレストラン「ALOHIDDIN/アロヒディン」や日暮里「ZAKURO」にてショーを担当。

寺田亮平(トゥバ/ホーメイ、イギル、ドシュプルール演奏)
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トゥバ音楽演奏家・喉歌歌手。1999年よりホーメイを習い始める。国内修行後、2010年より毎年夏の3ヶ月トゥバ共和国の首都クズルに滞在しトゥバ第一線の音楽家と交流しながら滞在修行する生活を続けている。ホーメイ、トゥ バ語による伝統的な歌の他、伝統楽器イギル、ドシュプルール、ショールなどを演奏する。師匠はモングンオール・オンダ−ル(チルギルチン)他。2013年国際ホーメイシンポジウムにてソロ部門で「名人芸」賞受賞。現地ではトゥバ の伝統的な歌の聞き取りや翻訳作業、トゥバ各地方での撮影等フィールドワークを行う他、日本国内では中央アジア、シベリア関係のコンサートや各種イベントも自身で手がけている。

モンゴル舞踊研究会(モンゴル/踊り)
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「モンゴル文化圏」における様々な部族の踊りを採集・研究することを目的として、2010年7月に発足。モンゴル舞踊の素晴らしさを多くの方々に知っていただくために、コンサートの開催や舞踊講習などの普及活動を精力的に行っている。

メンバープロフィール
バトナサン ・マンダブイン  
「モンゴル舞踊研究会」主宰
中国新彊ウイグル自治区出身オイラトモンゴル人。
13歳より民族舞踊のプロとしてデビュー。
1999年、新疆芸術大学卒業後、地元民族歌舞団に入団し団長を勤める。
2002年来日、和光大学のち学芸大学にて表現学と舞踊教育、創作舞踊を学ぶ。
イベント企画会社にて、シルクロードをテーマに総合的な企画を担当し、海外の文化人と交流を深める。
2007年、コンサルティング会社に入社し、国際部を設立する。
国際人材育成研修、学術展示の企画および異文化交流等数多く手がける。
かたわら、モンゴル舞踊の普及に努めるとともに、日本各地でモンゴル民族の芸能文化紹介の活動を展開中。

佐藤淳子:岩手県出身。2007年よりモンゴル舞踊家のマンダブインに師事、活動を始める。
モンゴル祭り『ハワリンバヤル』をはじめ数多くのイベントやコンサートの舞台に立つ。
2010年、マンダブインらと共にモンゴル舞踊研究会を立ち上げ、モンゴル国への調査旅行に参加、
都内専門学校でモンゴル舞踊を指導するなど、現在まで活躍中。

オョンチメグ:モンゴル舞踊研究会一年生、新疆バインゴル自治州出身、オイラトモンゴル人。幼いころからモンゴル民間芸術に興味があり、昨年からモンゴル舞踊研究会に参加し、楽しく踊る以外に先輩達にモンゴルや日本の文化を教えていただいている。
2013年の『ハワリンバヤル』とモンゴル民族文化基金第9回チャリティーコンサートに出演。今度更なる活動が出来るように日々精進している。

TOMOKO (カザフスタン/歌)
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ポップスを始めソプラノから民俗音楽まで歌う全方位型ヴォーカリスト。「ザマナイ」と運命的な出会いをし、日本語化に尽力。
障害者ミュージシャンのコンテスト国内最高峰GC9にて湯川れい子審査員長賞受賞。


グリザル・ヌスラテ(ウイグル/踊り)
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有名な作曲家、指揮者の父の影響で幼少よりウイグル民族の舞踊を学ぶ。
2001年10月から留学のために来日。
在学中、東京、名古屋、京都、岡山、奈良、盛岡、宮崎など日本各地で美しいウイグル舞踊を披露、多くの人を魅了し、高い評価を受ける。
2006年大学院を卒業。現在勤めながらウイグル舞踊披露活動中

ドルジェ・ツォ(チベット/歌と踊り)
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青海省西寧の「青海民族大学」で日本語を学ぶ。
現在は東京で日本語の学習をしており、来年11月からは日本の大学院で学びたい。
将来は日本で就職したいと思っている。

  
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by teradaryohei | 2013-10-07 22:14 | ライブ情報 | Comments(0)

2013 帰国しました

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お久しぶりです。一昨日トゥバから帰国しました。

今年はかなりいろんな事がありました。
3ヶ月間の主なトピックはこんなところです。

6/13-16 第6回国際ホーメイシンポジウム参加(ソロ部門で"За артстизм"(名人芸)賞受賞)
6/20-21  テレ・ホル滞在
6/27-30 ハカス共和国アバカンにて フェスティバル「トゥン・パイラム」参加
7/5-6  チャー・ホル滞在 知人のホーメイジのコンサートに参加
7/13-14 クラスノヤルスク州シューシェンスコエにてフェスティバル「ミル・シビリ」に参加
7/17-21 トゥバ共和国のフェスティバル「ウストゥ-・フレ-」参加
7/25  トゥバを代表するホーメイジであったコンガルオール・オンダール死去
8/3-4  カーヘム・タイガ滞在
8/9-12  トジュ地方アザス湖滞在
8/14-16 クズルにてハマグ・モンゴルコンサート

6月上旬の第6回国際ホーメイシンポジウムでは、アメリカ、フィンランド、中国、日本、バシコルトスタンなど世界各地から参加者が集まり、、コンクール部門には139の参加者がパフォーマンスを行いました。今年の総合グランプリは僕の師匠であるチルギルチンのモングンオール・オンダール。僕はソロ部門で光栄にも"За артстизм"(名人芸)という賞を受賞しました。(賞金まで貰いました!)このことはまた追って報告しようと思います。

また今年の大きなトピックとして、コンガルオール・オンダール氏が死去したことが挙げられるでしょう。
彼はホバルグ・カイガルオールと並ぶ、世界的に知られた優れたホーメイジであり、トゥバの喉歌のシンボルのような存在でした。彼のことは近いうちにまとめて記事を書こうと思っています。


今年でトゥバへの3ヶ月滞在も4回目となり、これで通算1年間トゥバに住んだことになります。
現地での知り合いもずいぶんと増え、かなりいろいろな場所へ連れて行ってもらいました。
またそれに伴い、音楽関係以外にも舞台関係者や作家、学術関係者、ジャーナリストなどトゥバの知識階層の人たちと交流する機会が増えてきました。彼らの日本の芸術文化に対する質問は非常に鋭く、多くのことを気づかされ、自分がいかに母国である日本について知らないかを思い知らされます。

そして、トゥバのミュージシャン達とも、ずいぶん仲良くなりました。
いろんな場所に連れまわされ、一緒に酒を飲み、一緒に演奏したり歌ったりと、たくさんの充実した時間を過ごしました。
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左からカルムイク共和国のシャラエフ・ディーマ、アラッシュのバドゥ・ドルジュ・オンダ-ル、アヤン・シリジク、アヤン・オール・サム、僕、トゥバ・ナショナルオーケストラのブルタンオール・アイドゥン

初めてトゥバに訪れたときはトゥバ語もロシア語もほとんどわからず、コミュニケーションもほとんど取れない状態で友達もあまり作れませんでした。でも、今では多くの友人たちがまるで古くからの地元の仲間のように、僕のことを受け入れてくれている様に感じます。
 彼らは優れた一流のミュージシャン達です。僕は今年は権威あるコンクールで受賞できたとは言え、やはりトップクラスのミュージシャンの演奏と比べると自分はまだまだ赤子だなと思います。
だけど、「リョーヘイは結構がんばってるね」と、ある程度は認めてくれるようになったかな、と最近は少しは感じるようになりました。

僕も少なからずトゥバに関わってきました。彼らに対して恥ずかしくないよう、一人の日本人のミュージシャンとして演奏活動をし、トゥバの魅力を伝える報告活動も行って行きたいと思っています。

変な言い方かもしれませんが、僕の活動を、是非応援してください。
今年の活動報告とコンサートは、定期的に行って行くつもりです。気が向いたときに遊びに来て頂ければ、それで十分です。演奏に呼んでいただければこれ以上の喜びはありません。

僕の演奏や話を通してトゥバの魅力に気づく人が多少でも増えれば、トゥバの友人たちにも世話になった恩を多少は返せるのかなと思います。今の自分にはそれくらいしか出来ませんが、微力ながらもそんな役割が担えればいいかなと思っています。


一番上の写真はホーメイシンポジウムの授賞式にて。
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by teradaryohei | 2013-08-30 23:01 | トゥバ日記 | Comments(0)

モスクワでのコンサート「日本の心」での演奏について

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さて、渡航前に昨年9月に出演したモスクワ音楽院でのフェスティバル「ДУША ЯПОНИИ(日本の心)」について書いておきたいと思います。

モスクワのチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院・コンセルバトワールといえば、数多くの作曲家や世界的な演奏家を輩出した、世界三大音楽院のひとつ。
「何でお前ごときがそんなすごい場所で」と言う声が聞こえてきそうですが、もちろん別に僕がそんなにすごいわけではなく、これには色々といきさつがあります。

簡単に言うと、コンセルバトワールの民族音楽研究室のスタッフに、知り合いがいるんです。
ベラルーシ人の彼は喉歌のファンで一時期トゥバの音楽学校に留学していたこともあり、トゥバの音楽フェスティバルなどでも裏方として働いていました。そんな経緯があり僕も知り合いになったのです。
彼は日本の音楽にも非常に詳しく、またかなりの口琴マニアでもあります。(なので江戸時代日本で口琴が流行したが徳川幕府に禁止された、など熱く語ったりする)

コンサートが行われたそのさらに1年前、2011年にトゥバを訪れた際はモスクワを経由したので、その際彼の職場であるコンセルバトワールの民族音楽研究室を訪れ、教授であるマルガリータ先生を紹介してもらいました。
コンセルバトワールの民族音楽研究室は、マルガリータ先生自身が琴や三味線の演奏家でもあることもあり、日本の邦楽にかなり力を入れて研究、日本からも演奏者を招いての講座なども活発に行っており、毎年9月~12月にかけて「日本の心」という日本の伝統音楽の連続コンサートを開催しています。
その時は僕を含めた3人で研究室を訪れたのですが、その際いろいろとお話させていただいたり、僕も研究室にあるイギルを弾いて聞かせたり、日本の民謡を一節歌って見せたりしてほんの少し交流させていただいたのでした。
そんなトゥバの喉歌なんかをやっている変わった日本人たちがいることを面白いと思ってくれたのかもしれません。ベラルーシ人の友人の後押しもあったのでしょう、2012年の「日本の心」にちょっと出演してみたら?と言う打診がその年の冬にあったのでした。

はて、「日本の心」といえば本格的なモスクワの邦楽フェスティバル。日本の尺八や琴の大御所の方々が何度も出演しているコンサートなので、僕らは「ちょっと変わった日本人枠」みたいな感じで端っこのほうで軽く出演させてもらう、という感じだろうなと思っていました。

このコンサートに関わる一連の流れについては、ロシア語が非常に堪能で、トゥバに関しては僕の先輩であるとある方(2011年も一緒にモスクワを訪れた)が中心となって話を進めてくれたのですが、なんだか話が進むにつれどうも本格的なコンサートを組んでくれるらしい、ということがわかってきました。
そんなこんなで、日本のトゥバ関係の知人に何人か声をかけて、僕を含めた日本人4人が最終的にコンセルバトワールの、ラフマニノフホールという凄すぎる舞台に立つことになったのです。

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コンセルバトワールの入り口に張り出されたコンサートのポスター。いろいろ経緯があってポスターの写真は僕だけになっている。僕らのコンサートのタイトルはズバリ「”Неожиданная Япония”(思いがけない日本)!」

コンサート当日僕たちはトゥバの音楽を演奏し、友人の一人は彼が取り組んでいるキルギスの音楽も演奏しました。

日本の心のコンサートは、2012年のトゥバの滞在を終えた帰りにモスクワに立ち寄り、日本に帰国する前に参加しました。そのときの僕はトゥバでの長期滞在を終え、最高の先生からトゥバ音楽の手ほどきを受け、トゥバの音楽フェスなどの大舞台を経験、ある程度自信をつけていました。それでも、コンサートが開幕し、(僕はトップバッターで、コンサートの最初と最後に演奏した)お客さんの前に立つまでは緊張で震えました。しかし最初の曲を演奏し、聴衆の皆さんからたくさんの拍手を頂いたときの感動は忘れることが出来ません。


僕のコンセルバトワールでの演奏の一部

一応「日本の心」なのでやはり日本の曲も演奏したほうがいいだろうと僕は考えていたので、最初にトゥバの伝統曲を数曲演奏、2度目の出番のときに和服に着替えてトゥバの楽器で日本の曲を数曲演奏しました。
これは僕にとっても非常に難しいチャレンジだったのですがとても勉強になり、マルガリータ先生をはじめ聴衆のみなさんにも、ある程度関心を持って見て頂けたのではないかと思っています。

聴衆と言えばコンサートを通して感じたのはその質の高さでした。なんせ世界最高峰のクラシック音楽のコンサートに日ごろから通い、日本の伝統音楽にも関心を示している、非常に教養の高い音楽ファンの皆さんです。ロシアに通じている方なら判るでしょう。ロシア文化人の教養は非常に高いのです。

聴衆の方の、その空気から感じたのは、この人たちは本当に真剣に自分の演奏に耳を傾けてくれている、ということでした。
 トゥバの音楽は、やはり喉歌にインパクトがあります。それだけでもかなり珍しいものなので、やはり演奏すればある程度の反応が期待できるとも、正直思います。しかしコンサート終了後、あるお客さんからこんなコンサートの感想を頂きました。

 「あの歌は精神の内面の美しさを表現している。」

やはり、こういった感想は音楽に対する深い造詣の念が無ければ出てこないものだと感じました。

そしてこのコンサートではまた別の収穫がありました。それは日本の邦楽の演奏と研究に取り組むコンセルバトワールの研究生の皆さんと知り合えたことです。僕はロシアの先住民族の音楽を学んでいます。そして彼らは非常に熱心に、日本の伝統音楽に取り組んでいます。外国の伝統音楽を学んでいる、ある種似たもの同士の、同世代の友人が出来たことは僕にとって非常に大きな励みになり、また自分のルーツである日本の伝統音楽に関しても、深く考えさせられるきっかけとなりました。

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日本の尺八オタクのサーシャと。トゥバのショールを吹く日本人と、日本の尺八を吹くロシア人のツーショット!

幸いコンサート終了後もコンセルバトワールの皆さんとは関係が続き、今後も何かしら演奏の機会が続きそうです。僕にとっても非常に大きな財産になったこのコンサートの経験を活かし、まだまだ未熟な腕に精進を重ねていかなければならないなと、この日記を書きながら今新たに思い直しています。

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一番上の写真は、ラフマニノフホールでのリハーサル風景。コンサート中の写真は残念ながらありません。
コンサートには僕を含めた友人たちと4名で出演しました。写真などもいくつかあるのですが名前や顔写真などでネットにアップしていいのかどうか計りかねたのでとりあえずこのような形で日記をまとめてみました。
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by teradaryohei | 2013-05-25 23:32 | トゥバ日記 | Comments(0)

トゥバの楽器が欲しい方へ

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先日、とあるトゥバの楽器製作者から連絡がありました。

「リョーヘイ、今年はいつ来るんだ?今年も俺の楽器買ってくれるか?日本人で俺の楽器欲しい人、いないか?」

僕は昨年彼の作った楽器を購入したので、また買って欲しかったのでしょう。
冬の間にこつこつ作りためた楽器を夏にトゥバに訪れた旅行者に買ってもらうことは、彼らにとってとても大きな収入源になります。

しかし僕はもう何度もトゥバを訪れていて、自分に必要な楽器は揃えてしまいました。
今年は買わない旨を伝えると、彼は非常に残念そうにしていました。

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初めて手にしたドシュプルールは、今でも大切な僕の宝物


僕はトゥバを訪れるまでイギルやドシュプルールが欲しくて欲しくて堪りませんでした。しかしかなり長い期間手に入れることが出来ずにいました。
現在においても、日本でトゥバのきちんとした品質の楽器を手に入れることは難しいと言わざるを得ません。

今でも、以前の僕のような人がいるんじゃないかと思います。
一方でトゥバの楽器職人たちは、外国人に楽器を買って欲しいと思っています。


幸い僕は、毎年トゥバを訪れています。僕であれば両者の間に立って力になれるかもしれません。
そして日本でもトゥバの楽器に親しむ人が増えることは、僕もトゥバの人たちも望んでいることだと思います。

もしイギルやドシュプルールなど、トゥバの楽器が欲しい、という方がいらっしゃいましたら、僕までメールしてください。(dtxmain(at)gmail.com (at)を@に置き換えてください)
詳しい内容を相談したあと、トゥバから持ち帰り、帰国後お渡ししたいと思います。

トゥバから楽器を買って持ち帰るということは、それなりに手間がかかります。
職人とのやりとりはもちろんありますし、だいぶ旅慣れた今でも、空港に楽器を持ち込む際は予期せぬトラブルの可能性があるので気を使います。(最近はずいぶん良くなったとは言え、ロシアの航空事情を知っている人なら理解できるでしょう)重量制限もあるので超過料金だってかかりますし、楽器の管理はなにかと気を使うものです。

なので正直に言って、現地で買った値段でそのまま、というわけにはいかないのですが、それでもよければ相談してみてください。僕としても両者の間で出来るだけ無理の無いよう、力になれたらと思っています。

上の写真は、とある見習いの若い楽器製作者。当たり前ですが、木を削り、皮を張り、一つ一つ手作業で仕上げていきます。休憩中、製作途中のイギルを僕に見せてくれました。(本文中に出てくる人ではありません)



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これは昨年購入した、僕が現在予備として持っているイギルです。もし欲しい方がいれば、すぐにでもお譲りしたいと思っています。鳴りは最高です。詳しくはメールしてください。
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by teradaryohei | 2013-05-09 21:34 | トゥバの楽器が欲しい方へ | Comments(3)

トーク&ミニライブ 「シベリアの音楽フェスティバルってどんな感じ?」

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世界各地で開催されている野外音楽フェスティバル。日本人はヒマラヤからイースター島まで世界各地様々な場所まで出没しているようですが、近いようで遠い国、ロシアのシベリアの音楽フェスティバルにはまだ極わずかな人たちしかたどり着いていないようです。今回下北沢にて、毎年南シベリアのトゥバ共和国に夏の3ヶ月滞在しているトゥバ音楽演奏家の寺田亮平氏が訪れた南シベリアの音楽フェスティバル

①ウストゥー・フレー(トゥバ共和国)
②ミル・シビリ「シベリアの世界」(クラスノヤルスク州シューシェンスコエ)
③エル・オユン(アルタイ共和国)

の3つの野外音楽フェスティバルについて、膨大に撮影してきた写真や動画を織り交ぜながらレポートします。シベリアの民族文化が色濃く残るフェスティバルの模様は多くの日本人にはきっと新鮮なものに映るでしょう。トークの前後にはトゥバ伝統音楽、ホーメイのミニライブあり!

2月24日(日) 19:00~ 出演:寺田亮平(トゥバ音楽演奏家)
入場無料(投げ銭制) ワンドリンクオーダー 
会場:気流舎(下北沢)
住所:東京都世田谷区代沢5丁目29−17 飯田ハイツ 1F
電話:03-3410-0024
連絡先:dtxmain(@)gmail.com(寺田)予約不要!開場まで直接お越しください。

【※】会場は定員25-30人程度です。1/27「中央アジアの音楽 テュルク・ミュージック・イン・トーキョー」が大盛況だったため、もしお客様がたくさん来過ぎた場合は少し窮屈になるかもしれません。(会場がブックカフェのため貸切で予約制に出来ません)
宣伝は控えるつもりですが、その際はご容赦ください!

上の写真はアルタイ共和国の「エル・オユン」にて。下はクラスノヤルクス州シューシェンスコエの「ミル・シビリ」ネネツ民族の子供たち。
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by teradaryohei | 2013-02-11 15:50 | ライブ情報 | Comments(0)

トゥバを知るために⑥ 直川礼緒 「口琴のひびく世界」

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「口琴(こうきん)」と言う楽器はご存知でしょうか?アイヌの「ムックリ」なんかは有名ですよね。
最近は楽器店などでも流通するようになり、その存在を知っている人も以前よりずっと増えてきました。

一見、ちょっとしたおもちゃのような印象を持っている方も多いと思うのですが、この楽器をそう甘く見ちゃいけません。
楽器としての歴史は非常に古く、確認できるだけでも2000年以上前からあるようです。
ユーラシア大陸を中心に世界中に広く分布しており、日本でも江戸時代に大流行し幕府に禁止されたという文献が残っているそうです。

口琴は世界各地に分布していても知る人ぞ知る、マイナーな存在に甘んじている場合が多いのですが、伝統的な音楽文化として根強く残っている地域も多く、トゥバもそういった地域のひとつです。鉄口琴「デミルホムス」を中心に、何種類もの口琴があり、トゥバの音楽文化の中でも非常に重要な位置を占めていると言っていいと思います。

そんな小さくて不思議な楽器、口琴の魅力をあまねく伝えてくれるのが本書、「口琴のひびく世界」です。

日本口琴協会の代表でもある著者の直川礼緒さんは、本書の中でバリ、シベリアのサハ共和国、ノルウェー、ドイツ、ロシア連邦内のバシコルトスタン共和国など様々な地域を訪れながら、口琴とそれに関わる人々、その音楽文化を紹介していきます。その中の1章分を「トゥバの口琴とブーツの関係」というタイトルで、トゥバの口琴とホーメイについて詳しく取り上げられています。

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口琴を演奏するトゥバのミュージシャンたち

詳しいことは是非本書を手に取っていただきたいと思うのですが、僕は本書を読み、世界各地に少しずつとはいえ、これ程の人たちがこの小さな楽器に心奪われ、その音楽文化を楽しみ、自らを表現できる手段を持っているということに何とも嬉しくなりました。大げさですが、この世界が本書を読んだ前よりも少し豊かに思えてくるようです。

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トゥバの鉄口琴 - デミルホムス (他にも様々な形状のものがありますが、トゥバ口琴はこの形が多いです)

口琴は構造としては非常にシンプルな楽器です。しかし出てくる音はとても豊かなもので非常に複雑な表現が可能です。世界各地で口琴を使って豊かな音楽表現をしている人たちのレポートを読みながら、私たち現代の日本人ははたして、そういった自分たちを表現する音楽文化を持っているのだろうか。僕はそんな事も考えさせられました。

本書は、口琴を通した世界各地の音楽文化を見ていくことで、文化人類学的な観点から見ても非常に価値の高い一冊なのではないかと思います。また日本人になじみの薄いシベリアや北方の少数民族、また中央アジアなどの文化を知るための一冊としてもオススメです。(しかも全ページフルカラー!)


さて、直川礼緒さんは音楽家、口琴研究家として有名ですが、トゥバのホーメイ、そしてその周辺国の喉歌の存在を日本にいち早く紹介した人でもあります。

1993年に日本口琴協会発行の「口琴ジャーナル」第7号にて、トゥバのホーメイシンポジウムの模様をレポートし、トゥバを代表する音楽学者であるゾーヤ・クルグスやバレンチナ・スズケイ氏の論文を翻訳し紹介しています。

少し突っ込んだ内容になりますが、現在、ホーメイ、喉歌ファンのあいだで語られる「アルタイ山脈周辺にトゥバのホーメイ、モンゴルのホーミー、ハカスのハイ、など、様々な種類の喉歌があるよ」といった言説は僕が知る限りここで直川さんが始めて紹介されたのではないかと思います。
実は僕も口琴ジャーナルは昨年はじめて読んだのですが、1993年の時点でこんなに質の高いレポートをしていたのかと、非常に驚きました。


 本書「口琴のひびく世界」のなかで、直川さんは「トゥバ人にとってホーメイは哲学であり、美学である」と述べられています。これは僕は非常に重要な指摘だと思っています。

 ホーメイは単なる発声のテクニックではありません。

 僕が「ホーメイをやっている」と話すと、よく返ってくる反応が「声が2つ出るやつ?」とか「うぃ~んっていうあれでしょ?」といったものです。

 確かに、トゥバのホーメイは発声が世界的にも極めて特殊なものですから、そういう反応が返ってくるのは良く分かるのですが、僕としてはなんだかトゥバの人たちがあたかもビックリ人間の様に思われているようで複雑な気持ちになります。
 トゥバのホーメイは基本的に歌詞を伴ったもので、そこにはトゥバ人の深い自然観や精神世界が反映されており、一定の様式美の中で様々な感情が表現されています。ホーメイはトゥバ人の精神世界の結晶なのです。直川さんの指摘された、「哲学であり、美学である」とは、そのことを端的に表現していると思います。


ともかく、口琴を知りたい初心者から実際に口琴・ホーメイをやっている人まで、広くおすすめしたい一冊です。CD付きなので、実際に音源を聞きながら是非読んでみてください。

日本口琴協会のサイトや、高円寺円盤などで購入できます。
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by teradaryohei | 2013-01-10 22:47 | トゥバ関連書籍 | Comments(0)

日本シルクロード文化センター主催 シルクロード講座 にてライブ&トーク

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僕が昨年以来大変お世話になっている日本シルクロード文化センター様主催の講演会で、12月8日(土)に講師を務めます。

内容はトゥバ伝統音楽の演奏と、写真を見ながら今年3ヶ月の滞在の模様なども少し話します。

本講座では特に、自分がトゥバで訪れた、(もしくはまだ訪れていないが有名な)遺跡などの解説に力を入れたいと思っています。

テュルク系の遊牧騎馬民族であるトゥバ人の歴史を考える際、スキタイにはじまり、匈奴(きょうど)、突厥(とっけつ)、などの古代遊牧民族集団の存在は非常に深く関係しています。

そして意外なことにこの地域は過去、ウイグル人やキルギス人の祖先も居住してきたのです。

シルクロード講座は歴史に関する大変面白い講座も今まで多く開催しており、ご興味のある方も多いと思います。いわゆるシルクロードからは少し離れた南シベリアのトゥバですが、歴史的には大いに関係があります。そんなこともご一緒に考えることが出来るといいなと思っています。

もちろん、詳しくない方にも分かりやすくお話しするつもりですし、今年トゥバで習ってきた新しい曲もたくさん、たっぷり演奏します。

講座のあとは年末ということもあり会場で食事などもあるようです。
みなさん是非お気軽にお越しになってください。

上の写真は、今年7月トゥバで開催されたフェスティバル「デンビルデイ2012」にて。着物を着てパレードに参加しました。

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http://silkroad-j.lomo.jp/


日本シルクロード文化センター主催
シルクロード講座&サロンのお誘い

シルクロードの歴史に興味をお持ちの方、シルクロードを旅したいと思っている方、
日本シルクロード文化センターでは、毎月1回シルクロード講座&サロンを開催しております。
ラクダに乗った隊商が沙漠を行き交うというイメージとはひと味違う、シルクロード諸民族の歴史、現代シルクロードの真実をともに学び、そこに住む人々の生活や文化を楽しみませんか。 どうぞお気軽にご参加ください。
第38回:2012年12月8日(土)13:00~16:00  狛江「みんなの広場」
1. シルクロード講座(13:00~14:30)

「トゥバ共和国の旅と伝統音楽」

   講師:寺田亮平
      トゥバ音楽演奏家

昨年末のシルクロード講座で、すてきな演奏を聴かせてくれたトゥバ音楽演奏家の寺田さんは、トゥバの音楽に魅せられ、2010年より毎年夏の3ヶ月トゥバ共和国の首都クズルに滞在し、トゥバ第一線のミュージシャンと交流しながら滞在する生活を続けています。今年もトゥバ修行を終えて一段と腕を上げて戻ってきました。1月には中央アジアの仲間たちとコンサートを予定しています。普段触れることの少ないトゥバ共和国の話と伝統音楽をお楽しみ下さい。

2.質問と交流タイム(14:30~16:00)
講師への質問、みなさんの経験など大いに交流しましょう。
参加費:会員 1,000円、一般 1,500円
場所:「みんなの広場」(小田急線和泉多摩川駅から歩いて5分)
狛江市東和泉2-20-12 えのき2番館103
Tel:03-3480-6794
地図はこちら

<問合せ・申込み> 野口まで 電話:03-3480-4478 携帯:080-5483-6740
E-mail:silkroad-j@ef.lomo.jp

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これはトゥバ南東部クングルトゥックにあるポル・バージュンという遺跡。古代ウイグル帝国の要塞だといわれています。こんな感じの写真をいくつかお見せしたいと思ってます。
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by teradaryohei | 2012-11-29 00:40 | ライブ情報 | Comments(0)


トゥバ音楽演奏家の寺田亮平のブログ。ロシア連邦トゥバ共和国の現地情報、社会、文化、ミュージシャンなど紹介します     dtxmain[at]gmail.com


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